古くから日本人は森を護り、育て、その恵みを利用する中で、伝統的な生活や文化を受け継いできました。しかし、都市化が進み、日本人の多くは、日常生活での森との関わりを失っています。
私たちは日本のみならず、地球環境にとっても大切な森を護り、育て、次代に引き継ぐために、日本人が伝統的に伝えてきた森に生きる知恵や技術に光を当て、未来を見つめ直したいと考えています。
「森の“聞き書き甲子園”」は、林野庁・文部科学省・社団法人国土緑化推進機構・NPO法人共存の森ネットワークの4者からなる 実行委員会が実施するプロジェクトで、毎年、日本全国から選ばれた100人の高校生が参加し、本年度で第8回目を迎えます。
100人の高校生は、長年、森と関わり、森とともに生きてきた「森の名手・名人」100人を訪ね、「聞き書き」します。
「聞き書き」とは、一対一の対話を通して、その知恵や技術、そして人生そのものを聞き、その方の「話し言葉」だけで文章にまとめる手法です。
「聞き書き」を通じて、高校生は、森と関わる知恵や技術を学ぶとともに、「森の名手・名人」の人生そのものに触れることができます。
「聞き書き」による記録は、森と共に生きてきた「森の名手・名人」の技(わざ)や心のアーカイブ(集積)であると同時に、世代を越えたコミュニケーションの証でもあるのです。
「森の“聞き書き甲子園”」を巣立った高校生たちの中には、「共存の森」と呼ぶ森づくりの活動を始めたグループがあります。また、文字による記録だけでは伝えきれなかった「森の名手・名人」の語り口や表情、技術などを映像で記録しようというプロジェクトも始まり、毎年、参加する高校生と大学生や社会人となった卒業生達のネットワークは全国に広がっています。
森と人との“つながり”を取り戻し、共に生かされ、生きていく社会をめざして……。次代を担う高校生の皆さんが、この活動に積極的に参加してくださることを願っています。
【問い合わせ先】
森の“聞き書き甲子園”実行委員会事務局
〒162-0065
東京都新宿区住吉町1−20 角張ビル4階
NPO法人共存の森ネットワーク
TEL:03-5366-0766 FAX:03-5366-0688
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